日本地震工学会論文集
Online ISSN : 1884-6246
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論文
2011 年東北地方太平洋沖地震を対象としたスーパーアスペリティモデルの提案
野津 厚
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2012 年 12 巻 2 号 p. 2_21-2_40

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抄録

東北地方太平洋沖地震を対象として、スーパーアスペリティの組み合わせからなる震源モデルを新たに作成し、経験的サイト増幅・位相特性を考慮した強震動評価手法による強震動シミュレーションを実施した。その結果、宮城県沖から茨城県沖にかけて、一辺が数km程度の9つのスーパーアスペリティを配した震源モデルを用いれば、各地で実際に観測された強震動、特に、工学上重要性の高い0.2-1Hzの帯域の速度波形(パルス状のものを含む)を、精度良く再現できることがわかった。

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© 2012 日本地震工学会
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