日本地震工学会論文集
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論文
千葉市美浜区の液状化被害に与えた表層地盤構造の影響
関口 徹中井 正一
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2012 年 12 巻 5 号 p. 5_21-5_35

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抄録

東北地方太平洋沖地震で千葉市美浜区において生じた液状化被害への表層地盤構造とその地震動増幅特性の影響を検討するため、微動・地震観測を行った。そして多数のボーリング資料に基づき同区をメッシュ状に分割した表層地盤S波速度構造のモデルを作成した。推定されたS波速度構造は既往のPS検層の結果と調和的な結果となり、モデルから得られる地盤の固有周期は観測記録の微動H/Vスペクトルの卓越周期と良い相関が得られた。区内で観測された本震記録から工学的基盤波を求め、地盤モデルに対して等価線形解析を行った。その結果噴砂の被害分布と解析から得られた砂質土層の最大せん断ひずみの分布は調和的な結果となった。

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© 2012 日本地震工学会
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