日本地震工学会論文集
Online ISSN : 1884-6246
ISSN-L : 1884-6246
論文
2011 年東北地方太平洋沖地震における不整形な立面・平面を持つ免震構造物の免震層における並進、回転成分の推定
紺野 克昭西川 貴文藤野 陽三
著者情報
ジャーナル フリー

2013 年 13 巻 3 号 p. 3_14-3_29

詳細
抄録
芝浦工業大学豊洲キャンパスの地盤、校舎には複数の加速度計が設置され、地震観測が行われている。また、不整形な立面・平面を持つ免震構造である校舎の免震層内には複数の層間変位計が設置されている。東北地方太平洋沖地震で記録された層間変位計毎の粒子軌跡は、異なった形状を示しており、免震層では並進振動の他に、回転振動をしていたことが示唆される。そこで、本論文では、同地震における免震層の動的挙動を推定することを目的に、同一平面内の2台以上の加速度計の観測記録を用いて並進、回転成分を簡易に推定する方法を新たに提案し、同地震の観測記録に適用した。その結果、免震層における回転成分の最大値は3.8x10 -4 rad 程度、並進成分による層間変位の最大値は6cm 程度であったことが示された
著者関連情報
© 2013 一般社団法人 日本地震工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top