日本地震工学会論文集
Online ISSN : 1884-6246
ISSN-L : 1884-6246
報告
余震観測記録に基づく2011 年東北地方太平洋沖地震におけるゴム系支承の被災橋梁での地震動の評価
秦 吉弥高橋 良和後藤 浩之野津 厚
著者情報
ジャーナル フリー

2013 年 13 巻 3 号 p. 3_30-3_56

詳細
抄録

 2011年東北地方太平洋沖地震では、北方より(a)仙台北部道路利府高架橋、(b)仙台東部道路東部高架橋、(c)国道6号線日立バイパス旭高架橋、(d)東水戸道路新那珂川大橋において、積層ゴム系支承の損傷を伴う地震動による深刻な被害が発生した。今後の橋梁の耐震性評価のためにも、これらの被災地点での地震動を推定することは非常に重要である。そこで本稿では、被災橋梁の極近傍において余震観測を実施し、得られた記録などに基づいて、本震時における被災橋梁地点(全4地点)での地震動を評価した結果について報告する。

著者関連情報
© 2013 一般社団法人 日本地震工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top