日本地震工学会論文集
Online ISSN : 1884-6246
ISSN-L : 1884-6246
論文
AE法を用いた免震ゴム支承のヘルスモニタリングに関する基礎的研究
寺村 直人川崎 佑磨伊津野 和行
著者情報
ジャーナル フリー

2015 年 15 巻 7 号 p. 7_335-7_342

詳細
抄録

橋梁の免震支承に経年劣化が報告されるようになった。積層ゴム支承は被覆ゴムで覆われているため、経年劣化等による内部の損傷を評価する方法がないのが現状である。そこで本研究では、非破壊検査法のアコースティック・エミッション(AE)法を用いて積層ゴム支承の健全性評価を行った。事前にせん断試験が行われた供試体に、AEセンサを設置して繰返し圧縮載荷試験を行った。試験から得られたAE発生挙動とAEパラメータから、積層ゴム支承の健全性評価および内部損傷位置の特定が可能であることを示した。

著者関連情報
© 2015 一般社団法人 日本地震工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top