抄録
洪水や津波による浸水域を把握するために光学衛星データによる混合スペクトル解析Spectral Mixture Analysis(SMA)により水占有率を算出し、浸水域を定量的に評価した。さらにSMAによる水占有率と合成開口レーダの後方散乱係数の関係から換算モデルを構築し、光学衛星データの欠点を補間するためにSAR画像と組み合わせて浸水域の定量的な抽出を行った。はじめに、2011年タイ・バンコクの洪水被害について、Landsat-7 ETM+反射率画像に対してSMAにより水占有率を算出し、IKONOS衛星の高解像度画像を用いて精度検証を行った。同様に、東北地方太平洋沖地震後のLandsat-7 ETM+画像にSMAを適用して水占有率を求め、ALOS PALSAR画像との比較に基づき、後方散乱係数から水占有率を推定する回帰式を求めた。