2019 年 19 巻 5 号 p. 5_294-5_303
2011年3月11日に発生した東日本大震災において,東北地方の都市ガス事業者は甚大な被害を受けた.保安確保のため供給停止措置を行った事業者は16事業者(8県)に及び,約46万件の供給停止に至った1).中でも約36万件の需要家へのガス供給を停止した仙台市ガス局では,大規模な盛土造成地で低圧ガス導管の被害が集中した.本論文では盛土造成地における低圧ガス導管の被害状況を整理し,空中写真測量によって作成した切土・盛土分布の空間データと比較することで詳細な被害分析を行った.