盛土と橋りょうのような構造物境界部は,地震時に橋台背面の盛土が沈下しやすく,バラスト軌道に局所的な沈下が生じて道床横抵抗力が低下する恐れがある.特にロングレール区間で夏季のレール温度が高い状態では,レール軸力が高くなるため,地震時において軌道座屈の発生リスクが高くなる.そこで,地震時の橋台背面盛土部の沈下による軌道の座屈安定性を検討するため,大型振動台を用いて構造物・軌道一体型模型で加振実験を実施した.その結果,盛土の地震対策工により,加振後の橋台天端の水平変位量および橋台背面盛土沈下量を低減することでバラストの沈下が抑制され,軌道の座屈対策工を組み合わせることにより,軌道の座屈を防止できることを確認した.