2019 年 19 巻 5 号 p. 5_88-5_95
地震により液状化が発生すると地盤の残留変形により土構造物に被害が生じる.地盤の残留変形には側方(水平)変位と沈下があるが,両者が相互に及ぼす影響,具体的には沈下に及ぼす側方変位の影響に関する研究は少ない.本研究では,きれいな砂を対象として,中空ねじり試験装置を用いて液状化試験を実施し,試験後にせん断ひずみを調整して与えてから排水して再圧密試験を実施した.その結果,再圧密体積ひずみは残留せん断ひずみが大きくなるほど小さくなり,緩い砂では最大で約2割,密な砂では約5割減少することがわかった.