2019 年 19 巻 5 号 p. 5_77-5_87
地盤の詳細な液状化の予測判定を行う場合,原位置からのサンプリング試料を用いて非排水繰返し試験によって土の液状化特性が評価される.原地盤そのものに不均質性,サンプリング時の乱れ,要素試験法自身の問題などのため,得られる液状化強度曲線には一定の不確実性があると考えられる.本稿では,土木研究所が実施した原位置試料による室内試験結果から液状化強度曲線の信頼性を検討した.その結果,液状化強度曲線に含まれるばらつきの原因の傾向を明らかにし,液状化の程度をエネルギー的観点で評価することの優位性を示した.