2019 年 19 巻 6 号 p. 6_152-6_166
本研究では, 流体解析手法の一つである粒子法のうちMPS法を用いて, 既往研究における津波水理実験の数値解析を行い, 結果の再現性の検討を行うことを目的とした.複数の水理実験を対象とした数値解析を行い, それぞれの計算結果と実験結果の波高, 流速, 水平力, 鉛直力を比較し, 解析条件と結果の再現性の関係に関する検討を行った.本研究の解析結果によると, 橋梁模型の大きさを目安として, 粒子間距離を桁長方向におよそ40∼50個, 高さ方向におよそ5個, 床版幅方向におよそ20∼30個程度が並ぶような大きさに設定すると良好な解析結果が得られた.また, 橋梁に作用する鉛直力の再現が難しい事例もあったため, 今後さらなる検討を要する.