竹中工務店技術研究所
2019 年 19 巻 6 号 p. 6_167-6_180
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軟弱地盤上に立地する板状建物の杭基礎の地震時挙動は, 地盤の強い非線形性や建物のロッキング挙動による杭の引抜きなどの影響を受けて複雑に変化するため, 十分に解明されているとは言えない.本論文では, 軟弱な粘性土地盤を再現した地盤模型と, ロッキング挙動を生じる建物模型を用いた動的遠心模型実験を実施した.また粘性土の非線形性と杭と地盤の剥離を考慮した3次元FEMによる時刻歴応答解析により実験結果のシミュレーションし, 本手法により大地震時の建物応答や杭応力評価が可能であることを示した.
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