日本地震工学会論文集
Online ISSN : 1884-6246
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論文
一連の活動的な地殻内地震の震源近傍での強震動連発の検討とモデル化
石井 透
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2020 年 20 巻 7 号 p. 7_86-7_100

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抄録

大地震の震源近傍で最大級の強震動が連発することの効果は従来の耐震設計・諸検討で殆ど考慮されていない.本報では,2004年中越地震と余震群および2016年熊本地震の一連の地震活動による強震動観測記録を分析し,断層近傍では最大級の応答振幅をもたらす地震動に少なくとも二回は見舞われ得ること,余震活動が活発な場合には長周期構造物よりも短周期構造物の方が大きな応答振幅となる頻度(回数)が相対的に多いことを明らかにした.更に,序列化応答スペクトル比を活用し,設計・諸検討で最大級の地震動に対してどの程度の割合の地震動をどの程度の回数だけ設定すれば良いのかのモデルの提案を試みた.

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© 2020 公益社団法人 日本地震工学会
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