日本地震工学会論文集
Online ISSN : 1884-6246
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論文
地震被害推定のための建物の大きな被害と相関の高い地震動強さ指標の空間補間方法に関する検討
新井 健介境 有紀
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2021 年 21 巻 2 号 p. 2_21-2_33

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抄録

地震直後に建物の大きな被害と相関の高い地震動強さ指標とされている減衰定数20%の弾性加速度応答スペクトルの周期1-1.5秒の平均値(1-1.5秒応答)の面的分布をSimple Krigingによって精度良く推定する空間補間方法について検討した.具体的には,新井・境(2020)による地震動予測式(GMPE)をトレンド成分として,表層地盤の影響のみならず,1-1.5秒応答に影響を与える深部地盤の影響も考慮できる空間補間方法を提案した.提案した空間補間方法を用いることで,精度よく1-1.5秒応答を推定できることを示した.

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© 2021 公益社団法人 日本地震工学会
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