日本地震工学会論文集
Online ISSN : 1884-6246
ISSN-L : 1884-6246
論文
並進成分の空間微分と直接計測による回転速度を活用した表面波特性の推定に関する検討
松本 和樹小嶋 啓介森 健人大堀 道広
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2024 年 24 巻 5 号 p. 5_58-5_67

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抄録

常時微動の並進3成分に,回転3成分を加えた6成分情報を活用することにより,Rayleigh波のみならずLove波速度も直接算定が可能になるなど多くのメリットがある.本研究では常時微動のアレイ観測を行い,はじめに小型回転速度計の性能確認のため,並進計の空間微分による回転成分と比較検証した.次に,単点の並進加速度と回転速度の振幅比を用いて,表面波の位相速度を求める方法を適用し,従来のSPAC法や拡張SPAC法と遜色ない精度でRayleigh波およびLove波の位相速度が求められること,空間補間・微分を行う並進計アレイ半径は,波長の概ね1/6以下にすべきであることなどの知見を得た.

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