日本地震工学会論文集
Online ISSN : 1884-6246
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論文
超高層建物を対象としたBMD制振架構の振動台実験
吉田 直人冨吉 雄太牛坂 伸也佐藤 宏今井 克彦福喜多 輝
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キーワード: 振動台実験, TMD, BMD, 定点理論
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2025 年 25 巻 2 号 p. 2_208-2_220

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抄録

超高層建物やアスペクト比の高い中高層建物を対象とした制振架構の一つとして,BMD (Building Mass Damper) 制振架構が提案されている.BMD制振架構は,建物の比較的上部に他層に比べて剛性の小さい連結部を設け,連結部よりも上部の構造をTMD (Tuned Mass Damper) として設計することで,上層階と下層階を同調させ,地震に対する建物応答の低減を図る構造である.本研究では,超高層建物を模擬した6層のせん断模型を用いて,定点理論に基づく最適同調として設計したBMD制振架構の応答低減効果や振動性状を振動台実験および数値解析により検証する.

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© 2025 公益社団法人 日本地震工学会
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