日本地震工学会論文集
Online ISSN : 1884-6246
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論文
差分干渉SAR解析による2016年熊本地震の副断層の変位量評価
青柳 恭平大沼 巧
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2025 年 25 巻 4 号 p. 4_265-4_274

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抄録

本論では,リモートセンシング技術による系統的な断層変位量評価法を提示し,その課題と将来展望について議論する.差分干渉SAR,航空レーザー計測などのリモートセンシング技術で得られた高分解能で3次元的な地表変動分布データに対して,地表地震断層に一定間隔で直交する測線上で相対変位を計算することにより,断層の変位量や変位センス,傾斜角の走向沿いの変化を求められる.本手法を2016年熊本地震で広範囲に生じた副断層群に適用した結果,その変位量が主断層からの距離に応じて減衰する関係を明らかにした.本手法は,主断層から離れた副断層の変位量データの拡充において,特に有効である.

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