2026 年 26 巻 2 号 p. 2_75-2_87
鉛プラグ入り積層ゴム支承(LRB)は鉛の温度やひずみ速度に依存した復元力を発生する.この解析モデルとして鉛の加工硬化と回復を考慮したモデルを提案した.加工硬化と回復はそれぞれアレニウス則に従い定義される.既存のモデルからの変更方法を示し,直径1300 mmの実大LRBの動的実験の実験結果を用いて同定を行った.本モデルは繰り返し加振による鉛プラグの温度上昇を反映しつつ,異なる振動数,振幅に対して非常によく実験結果を再現することができることが示された.本モデルは同様の依存性を持つ粘弾性体などのモデル化にも利用できる可能性がある.