日本地震工学会論文集
Online ISSN : 1884-6246
ISSN-L : 1884-6246
被災度と関連づけたRC橋梁の損傷確率の評価手法とその適用
中村 晋秋山 充良澤田 純男安中 正西岡 勉
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2006 年 6 巻 2 号 p. 17-34

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抄録
本論では, 道路橋を対象事例とし, 構造物の被災度と関連づけた損傷確率の実用的な評価手法の構築と, その適用事例について報告する.その際, 構造物の被災度に対応する損傷状態を定義し, 構造物, 地盤および地震動に関する種々の不確定性の情報収集と定量化を行った.さらに, 断層破壊過程の不確定性を考慮して算出した地震動と地震ハザードを組み合わせ, 生起確率付の地震波群として最大加速度毎に求めた参照地震動により作用地震動の評価を行った.その手法を用い, 道路橋示方書の改訂年度別に試設計されたRC橋梁の損傷状態に応じた被災度の損傷確率を算出した.一連の流れの実効性を確認し, 基準の改訂年代が新しくなるつれ, 被災度がB以上となる最大加速度毎のリスク特性が, 小さくなることを明らかにした.
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© 日本地震工学会
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