抄録
本研究は、滋賀県の大学キャンパスを対象にして、緊急地震速報を活用した想定東南海地震に対する地震対策について検討したものである。まず、東南海地震時における地表での加速度波形を1 次元非線形応答解析により求め、揺れの大きさと震源からの主要動到達時間について検討した。その結果、対象場所における揺れは震度5 弱で1 分ほど続き、直前対策行動可能時間は約30 秒であることがわかった。また、主要動までの猶予時間30 秒に対する学生の意識調査、キャンパス内での危険箇所調査、避難実験による避難時間調査などを実施し、大学キャンパス内の緊急地震速報に対する地震対策方法を提案した。