日本腹部救急医学会雑誌
Online ISSN : 1882-4781
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特集:各種胆道ドレナージ法の役割と評価
内視鏡的アプローチに経皮的アプローチを組み合わせた胆道ドレナージ法(Rendezvous maneuver)の検討
池田 哲夫武石 一樹伊藤 心二播本 憲史山下 洋市赤星 朋比古
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2015 年 35 巻 3 号 p. 223-231

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抄録
胆管狭窄は胆汁鯵滞による胆管炎や肝機能障害を引き起こし,患者の予後に関わる合併症のものである。最も古くから行われている外科的胆道ドレナージに加え,経皮経肝胆道ドレナージ(PTBD)が行われてきた。近年,術後胆道合併症に対する診断,治療としても内視鏡的ドレナージが選択される機会が増えつつある。内視鏡的胆道ドレナージ(EBD)が困難な症例に対して,われわれ1990年代より,内視鏡的アプローチと経皮的アプローチを組み合わせた(Combined percutaneous and endoscopic approach(CPE))for internal biliary drainage を行ってきた。本法は内視鏡的および経皮的手技両方の習熟が必要であるため,胆道ドレナージの第一選択とはなりにくいが,開腹手術を行っても治療困難と考えられる場合にも,比較的低侵襲な最終的手段となり得る方法である。本稿ではこれらの胆道ドレナージの適応の歴史的変遷を簡単に述べ,CPEの具体的な方法と必要なtechniqueについて概説する。
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© 2014, Japanese Society for Abdominal Emargency Medicine
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