日本腹部救急医学会雑誌
Online ISSN : 1882-4781
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特集:絞扼性腸閉塞の診断と治療
絞扼性腸閉塞の診断と治療に対する腹腔鏡手術の有用性
城田 哲哉金森 浩平清水 将来山口 拓也
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2015 年 35 巻 4 号 p. 417-421

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抄録
【目的】腸閉塞において重要なことは絞扼の有無を早期に得ることであるが,確実なものは存在しない。当科では直接腹腔内を観察することが最も簡単かつ確実と考え,低侵襲である腹腔鏡手術を積極的に施行している。【対象】2009年1月から2013年9月までの間に腹腔鏡手術を第一選択とし,最終診断が絞扼性腸閉塞であった27例に対し,診断率,手術術式,術中・術後経過などについて検討した。【結果】腹腔鏡下にて確定診断を得たものは22例であった。術式は完全腹腔鏡手術が11例,開腹移行手術が16例であった。術後合併症を3例に認めたが,腹腔鏡手術に関連するものは認めなかった。同期間における開腹手術と比較し低侵襲であった。【結語】腹腔鏡手術は絞扼性腸閉塞の診療に低侵襲かつ安全であり,有用であった。
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© 2014, Japanese Society for Abdominal Emargency Medicine
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