日本腹部救急医学会雑誌
Online ISSN : 1882-4781
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症例報告
腹腔鏡補助下で手術可能であった小児自転車ハンドル外傷により小腸穿孔をきたした1例
岡田 一郎宮本 英雄有吉 佑秋田 倫幸斉藤 拓康五明 良仁池野 龍雄坂口 博美
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2015 年 35 巻 4 号 p. 469-472

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抄録
症例は11歳,男児。自転車走行中に転倒しハンドル左端で左上腹部を強打した。帰宅後,嘔吐したため,当院受診した。CTでわずかな腹腔内遊離ガスを認めたが腹部所見乏しいことから経過観察目的で入院となった。翌日,体温38.7℃と上昇し腹部全体に筋性防御および反兆痛を認めたことから緊急手術を施行した。腹腔鏡下にて開始。腹腔内は左上腹部中心に白苔を認め,空腸は拡張していた。穿孔部位が腹腔内では確認できず,臍創部を約3.5cmに延長し体外に小腸を牽引し検索するとTreitz靭帯から約30~40cmの空腸に約1.5cmの穿孔部位を認めた。同部をAlbert-Lembert法で単純閉鎖して手術を終了した。術後経過は良好で術後11目に退院となった。
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© 2014, Japanese Society for Abdominal Emargency Medicine
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