日本腹部救急医学会雑誌
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症例報告
胆囊捻転症6手術例の検討
小寺澤 康文
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2016 年 36 巻 4 号 p. 813-817

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抄録

胆囊捻転症は比較的まれな疾患である。今回,当科において胆囊捻転症の6例を経験した。全例で胆囊摘出術を施行し,うち2例に対し腹腔鏡下胆囊摘出術を行った。本邦での同症例報告例と,当科にて緊急手術を行った胆囊結石症・急性胆囊炎症例とを比較すると,胆囊捻転症において,高齢,痩せ型の患者が多く,胆囊結石の合併が少なかった。同症のみに特異的な臨床所見は乏しく,術前診断としてはCTの多断面再構成像が有用であった。治療法としては原則手術が必要であり,特に腹腔鏡下胆囊摘出術が有用で安全に施行可能と思われる。

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© 2014, Japanese Society for Abdominal Emargency Medicine
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