日本腹部救急医学会雑誌
Online ISSN : 1882-4781
Print ISSN : 1340-2242
ISSN-L : 1340-2242
症例報告
緊急腹腔鏡手術を施行した成人盲腸捻転症の1例
中川 暢彦, 佐藤 敏
著者情報
ジャーナル フリー

2016 年 36 巻 5 号 p. 969-971

詳細
抄録

症例は44歳,女性。起床時からの腹痛,嘔気を主訴に当院へ救急搬送された。腹部CT検査で,肝下面に著明に拡張した腸管を認めた。連続する小腸も拡張強く,また虚脱した上行結腸との連続性も確認できた。CT所見から盲腸捻転症と診断し,同日緊急手術施行した。手術は3ポートで盲腸捻転整復を行い,その後右側結腸と腹壁を非吸収糸で固定し終了した。術後すみやかに症状改善し,術後第3病日に退院となった。以降再発は認めていない。盲腸捻転症に対し緊急腹腔鏡手術が有用であった1例を経験したため,鏡視下手術における手技の考察を加え報告する。

著者関連情報
© 2014, Japanese Society for Abdominal Emargency Medicine
前の記事 次の記事
feedback
Top