日本腹部救急医学会雑誌
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症例報告
保存的治療後に単孔式腹腔鏡手術を施行し得たMeckel憩室炎の1例
直井 大志青木 裕一利府 数馬塩澤 徹也関口 忠司
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2019 年 39 巻 3 号 p. 613-616

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抄録

症例は29歳,男性。下腹部痛を主訴に当科受診した。腹部CT検査で,骨盤内に小腸から連続した盲端を有する構造物を認めた。腸管壁は肥厚し,周囲の炎症所見も伴っておりMeckel憩室炎と診断した。腹部所見が軽度であり,抗菌薬投与による保存的治療を行った。症状改善後,待機的に手術を施行した。臍部単孔式の腹腔鏡補助下にMeckel憩室切除術を施行した。回腸末端から90cmに軽度発赤した憩室を認め,体外で憩室基部で楔状切除した。術後経過は良好で,術後7日目に退院した。病理学的所見では憩室内に異所性胃粘膜を認めた。画像診断能の向上により術前にMeckel憩室炎と診断可能な症例が増えているが,保存的治療後に待機的に手術を行った報告は少ない。今回,腹部CT検査でMeckel憩室炎と診断し,保存的治療後,待機的に単孔式腹腔鏡手術を施行し得た症例を経験したので報告する。

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© 2019, Japanese Society for Abdominal Emargency Medicine
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