日本腹部救急医学会雑誌
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症例報告
Reduced port surgeryを行った子宮広間膜裂孔ヘルニアの1例
大野 徳之石田 誠出口 正秋
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2019 年 39 巻 4 号 p. 773-776

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抄録

子宮広間膜裂孔ヘルニアは内ヘルニアの中でも比較的まれな疾患である。今回,術前の的確な診断の下,reduced port surgery(以下,RPS)で修復した子宮広間膜裂孔ヘルニアの1例を経験したため報告する。症例は46歳,女性。腹痛を認めて当院受診。腹部CT検査で子宮左側にclosed loopを伴う拡張小腸や腸間膜の収束像および子宮の右側への偏位を認め,子宮広間膜裂孔ヘルニアを強く疑った。腹腔鏡観察で診断を確定し,ヘルニア解除およびヘルニア門である子宮広間膜の異常裂孔を縫合閉鎖した。本症例のように術前診断が可能であれば,確定診断を兼ねた腹腔鏡手術は導入可能である。また,本疾患は女性特有であることから,とくに整容性にも優れたRPSは有用と考えられる。

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© 2019, Japanese Society for Abdominal Emargency Medicine
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