日本腹部救急医学会雑誌
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症例報告
腸重積を内視鏡的に整復し待機的腹腔鏡下手術を施行した上行結腸脂肪腫の1例
中本 健太郎竹村 哲櫻井 康弘西森 武雄
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2019 年 39 巻 6 号 p. 1065-1067

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抄録

症例は63歳男性。血便のため当院を受診した。腹部CT検査で上行結腸腫瘍による腸重積と診断され,入院となった。大腸内視鏡検査にて上行結腸腫瘍を認め,鉗子により押し込むことで腸重積は解除された。生検で脂肪腫と診断した。待機的に腹腔鏡下結腸部分切除術を施行し,腫瘍は5cm大で病理組織学診断は脂肪腫であった。術後経過は良好で術後8日目に退院した。腸重積を合併した大腸脂肪腫に対し,重積整復後の待機的な腹腔鏡下手術はよい適応と考えられた。

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© 2019, Japanese Society for Abdominal Emargency Medicine
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