日本腹部救急医学会雑誌
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症例報告
腹腔鏡下手術を施行した食餌性腸閉塞の1例
宮崎 優里花若林 正和青木 花奈吉田 隼人堂本 佳典穂坂 美樹
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キーワード: 食餌, 腸閉塞, 腹腔鏡下手術
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2021 年 41 巻 4 号 p. 233-236

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抄録

症例は70歳の女性。前日夕食後からの腹痛と嘔吐を主訴に近医を受診し,精査加療目的に当院を紹介受診した。腹部造影CTでは,小腸の広範な拡張と腹水を認めたが,血流障害は認めなかった。食餌性腸閉塞や癒着性腸閉塞を疑い,胃管を挿入して入院とした。入院後,腸閉塞の増悪を認め,イレウス管を留置した。腸閉塞症状は改善せず,CTで腹水の増加を認め,イレウス管造影検査で通過障害が改善しなかったため,第4病日に腹腔鏡下手術を施行した。回腸末端より50cm程度口側の回腸に口径差を認め,同部位の消化管内異物が閉塞機転であると判断した。同部位を臍部小切開創より体腔外に挙上し切開したところ,消化されていないブロッコリーを認め摘出した。回腸は縫合閉鎖し,手術を終了した。術後5日で食事を開始し,術後16日で軽快退院となった。腹腔鏡下手術は食餌性腸閉塞に対して有用な術式の1つになると考えられた。

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© 2021, Japanese Society for Abdominal Emergency Medicine
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