日本腹部救急医学会雑誌
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原著
閉塞性大腸癌の治療成績と予後因子の検討
上江洌 一平知花 朝史知念 順樹長濱 正吉友利 寛文宮里 浩又吉 隆
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2024 年 44 巻 4 号 p. 593-600

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抄録

【目的】当科において治癒切除し得た閉塞性大腸癌の治療成績を検討する。【方法】2007年1月から2018年12月までの大腸癌pStageⅡ/Ⅲ 462例を対象とし,閉塞群91例と非閉塞群371例に分け,背景,治療成績を後方視的に比較した後に,閉塞群の予後因子を検索した。【結果】閉塞群でBMI値,Alb値が有意に低く,CEA値が有意に高かった。また,閉塞群でpT4,pN2/3割合が有意に高く,pStageⅡ/Ⅲ分類に差はなかった。両群間で手術時間,術後合併症に差はなかった。5年無再発生存率および全生存率はいずれも閉塞群で有意に不良であった。閉塞群での多変量解析では,Alb(g/dL)<4.0が独立した予後因子であった。【結語】閉塞群は非閉塞群と比較し予後が不良であり,閉塞群ではAlb低値が独立した予後因子であった。

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