日本腹部救急医学会雑誌
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特集:働き方改革─腹部救急診療現場での課題と対応─
働き方改革にむけた都心部の救命救急センターのAcute Care Surgeryの勤務体制の検討
森下 幸治
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2024 年 44 巻 6 号 p. 779-782

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抄録

【はじめに】働き方改革にむけて,地域や社会の必要性を考慮したacute care surgeons(以下,ACS)の役割の検討にあたり,当院の緊急手術症例を検討した。【方法】2016年1月1日から2019年12月31日までの間,緊急手術を行った患者の入院経路,来院日時の観点から診療録を後方視的に調査した。【結果】緊急手術が必要であった食道破裂は13例であり,そのうち転院症例が85%であり,それらは業務時間外が67%,土日・休日が54%であった。大腸穿孔は55例であり,そのうち転院症例が89%で,それらは業務時間外が70%,土日・休日69%であった。【結語】都心に位置する当院では,食道破裂や大腸穿孔のような疾患は,自院に直接搬送されるより転院の症例が非常に多かった。また,転院症例の多くは業務時間外であり,今後,業務時間外にACSの人員配置の比率を高くするなどの地域のニーズに合った勤務体制の調整が必要と思われた。

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