2024 年 44 巻 6 号 p. 773-777
新医師臨床研修制度以降,研修医減少,大学派遣医師減少,医療縮小,経営悪化により自治体病院同士が日本で初統合し,2013年に開院した。2015年に救命救急センターを開設したが,2017年に救急科医は6人から1人となり,救急診療は救急科医主体から全科医師主体に変更した。研修医の救急診療の幅が広がり,見学医学生増加につながり,初期研修医が5年間14人フルマッチした。医療秘書の増員(22人から42人),入院患者の在院日数短縮(10.5日から9.0日),術後超早期リハビリ,外来紹介制,会議数減少,メール会議化を促進した。在宅での電子カルテ閲覧システムを導入し,電話で救急患者対応を可能とした。720時間以上の時間外労働を行う常勤医は22人から3人,960時間以上の医師は8人から0人となった。働きがいを高める働き方改革を進め,医療の質が向上し,在宅医療など院外に活動を広げる体制作りを促進している。