日本腹部救急医学会雑誌
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症例報告
膵頭十二指腸切除術5年後にBraun吻合部と輸出入脚の腸間膜間隙に生じた内ヘルニアの1例
徳永 裕貴坂井 聖也松本 淳伊達 有作
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2024 年 44 巻 6 号 p. 811-814

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抄録

72歳,女性。腹痛と嘔吐で近医受診し,腸閉塞疑いで当院紹介となった。5年前に膵頭十二指腸切除術の既往があり,Braun吻合部を起因とする腸閉塞の診断でイレウス管による保存的加療を開始したが奏効せず,入院8日目に腹腔鏡手術を行った。術中所見でBraun吻合と輸出入脚の腸間膜間隙に輸出脚空腸が嵌入した内ヘルニアであった。陥入した腸管を引き戻し,間隙を縫合閉鎖して手術終了,術後10日目に軽快退院となった。Braun吻合部の腸間膜間隙に生じた内ヘルニアは極めてまれであり,文献的考察を加えて報告する。

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