2014 年 21 巻 1 号 p. 1-10
本研究は,映像制作を行うメディア・リテラシー教育において,動画共有サイトに映像を公開する際に考慮すべき点を議論させた場合の学習効果を明らかにしたものである. 小学校高学年を対象として,映像制作を行うことを通してメディア・リテラシーを育む学習プログラムを開発した.動画共有サイトに映像を公開する際に考慮すべき点を議論したクラスと議論しなかったクラスの児童はメディア・リテラシー評価尺度の平均点において,「C:考えをメディアで表現する力」に有意な差を確認できた.