教育メディア研究
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修学旅行におけるタブレット端末を活用した実践デザインの評価
瀬戸崎 典夫奥田 麻衣森田 裕介
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2014 年 21 巻 1 号 p. 11-20

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抄録
タブレット端末は,教育現場への普及が大きく期待されるデバイスのひとつである.修学旅行においてもICT活用の有用性が報告されており,事前事後学習の時間短縮や,パソコン教室の確保などの課題を解決する一助となり得る.そこで,本研究では,修学旅行班別自主研修における,タブレット端末を活用した実践デザインについて「興味」,「有用性」の観点から評価した.その結果,事前学習の調べ学習において,タブレット端末は生徒の興味喚起を促すツールとして有用であることが示唆された.また,事前学習でタブレット端末に保存したデータが体験活動時に有用であったことが示された.さらに,タブレット端末で視聴可能なARポスターが事後学習での成果発表のツールとして有用であることが示された.
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© 2014 日本教育メディア学会
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