教育メディア研究
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総合的な学習の時間における教師の力量に対する自己意識についての考察
村井 万寿夫
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ジャーナル オープンアクセス

2016 年 22 巻 2 号 p. 13-19

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抄録

総合的な学習の時間は,子どもたちが主体的に学習を進めていくようにすることが重要である。そのためには,教師は子ども主体の授業を計画する必要がある。さらに,実施の段階においては,子どもたちの学習の状況を把握することや状況に合わせた支援を行う必要がある。そこで,小学校教師を対象に総合的な学習の時間における意識調査を行い,教師の力量に対する自己意識についての考察を行った。その結果,必要とされる力量に課題があることが示された。それは学習環境の設定に関することである。1つは,課題を調べたり結果をまとめたりするためにICT環境を整えて実践する力であり,2つは,外部講師を学校に招くために講師に交渉したり打合せしたりするなどのコーディネート力である。特に,若手の教師は経験を積みながらコーディネート力を備えていく必要があることの示唆が得られた。

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