抄録
NHK放送文化研究所では,子どもたちがどのようなメディアやデジタル機器を日々利用し,家庭ではどのようにデジタル教材を使って学習しているのか,2歳から高校3年生の保護者を対象とするウェブモニター調査を2023年度に実施した。調査結果から,リアルタイムのテレビ視聴とインターネット動画利用をみると,小学生以下ではテレビ視聴がやや高いものの成長するにつれてネット動画の存在感が増していること,ネット動画を視聴するデバイスは幼児と小学生ではテレビが多く中学生以上ではスマートフォンが多いことなどが明らかになった。また家庭学習でのデジタル機器の利用は小4以上で8割を超え,中学生まではタブレット端末が,高校生ではスマートフォンが多かった。機器の所有別でみると幼児では家族所有,小中学生では学校配付,高校生では子ども専用が多いという結果で,学校種別で異なっていた。また家庭でのデジタル学習教材の利用はどの学校種でも6割程度であった。子どもたちのメディア利用,デジタル教材利用はどの年代でも変わらないものがある一方,学校種別により異なる点があることがみえてきた。