抄録
本発表では,学習者が自分自身のすべての学習予定や学習状況を記録できるシステムSTEPSの効果や有効な活用法を模索する研究として,2024年に実施された大学生による2回目の実証評価の結果を報告する。具体的にはSTEPSの使用ログや事前のアンケートの結果を用いて,STEPSを学習計画システムとして用いた学生と学習記録システムとして用いた学生の相違点を検討する。実際に13週間STEPSを試用した学生の入力内容のうち,「学習予定」の数が「新規(予定にない学習記録のこと)」の2倍以上であった者を「予定中心グループ」,反対に「新規」の数が「学習予定」の2倍以上であった者を「記録中心グループ」と分類し,それ以外の参加者を「両方均等グループ」としてカテゴライズした。次に,これらグループ別に参加動機や,SDLレディネスとの関係を確認したところ,それぞれのグループに異なる参加動機とSDLレディネスからの影響がみとめられた。