日本教育メディア学会研究会論集
Online ISSN : 2435-0729
Print ISSN : 1344-8153
教育データを活用したグループ構成の違いが小学校社会科の学習に与える影響
川田 拓佐藤 靖泰
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2026 年 60 巻 p. 353-356

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抄録
本研究は,教育データを活用したグループ構成の違いが,小学校社会科の学習に与える影響を検討することを目的とした。対象は小学校4年生で,社会科の「地域の特色と人々の暮らし」の単元において,宮城県仙台市を題材として授業を行った。グループを構成するために,児童は教師が用意した教材資料を読み,興味をもった箇所をBookRoll上でマーキングし,その教育データを分析した結果を基に,同質グループと異質グループを編成し,調べ学習・まとめ・発表を実施した。その結果,同質グループでは特定の視点を中心に内容を深く掘り下げる傾向が見られた一方,異質グループでは複数の視点を関連付け,地域の特色を多面的に捉えるまとめが多く見られた。本実践から,日常的な学習活動で得られる教育データを用いた簡便なグループ編成が,協働的学びの質を高める可能性が示唆された。
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