抄録
本稿では,NHK放送文化研究所が2025年10月に実施した「子どもと保護者のニュース接触に関するウェブモニター調査」のデータを用いて,中高生の基本属性およびメディア利用特性と,ニュース接触頻度との関連を探索的に検討した。目的変数として,ニュース接触頻度を高頻度群と低頻度群に二値化し,基本属性およびメディア利用に関する項目を説明変数とした二項ロジスティック回帰分析を行った。その結果,中学生と高校生に共通して,「学校以外での勉強時間」や「新聞」の利用,「親子での共同視聴」でニュース接触頻度と正の関連がみられた。特に「親子での共同視聴」は相対的に強い関連を示しており,中高生のニュース接触頻度において,保護者との関わりが重要な関連要因である可能性が示唆された。また,中学生では「テレビ番組」の利用に正の関連がみられる一方,高校生では「その他のインターネット動画サービス」や「TikTok」に負の関連がみられるなど,学校種による差異も確認された。