日本原子力学会誌ATOMOΣ
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解説
原子力協定の下で高速炉協力を行うための要件とは
日本とカザフスタンの高速炉に関する取極を例に
河口 宗道
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2011 年 53 巻 12 号 p. 841-844

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抄録

 国際協力の下で高速炉の研究開発を実施することにより,研究開発コスト,リスクの低減,及び研究開発期間の短縮化を図ることは重要である。しかしながら,通常の2国間原子力協定(以下,原子力協定と呼ぶ)には,高速炉の協力分野は含まれていない。このため,原子力協定に高速炉の協力分野を追加するためには,その必要性,核不拡散性,平和利用という要件を確保する必要がある。これを満たすことによって,日本とカザフスタンは今年4月に高速炉の取極を締結した。本稿ではそれを実例として,原子力協定の下で高速炉協力を行うための要件と課題について解説する。

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