日本原子力学会誌ATOMOΣ
Online ISSN : 2433-7285
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解説
石炭ガス化複合発電 (IGCC) の最新事情と課題
エネルギーセキュリティー確保と地球温暖化対策の両立
石橋 喜孝
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2015 年 57 巻 8 号 p. 530-534

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抄録

 原子力発電が困難になっている現在,ベースロード電源として石炭火力の稼働率が増加するとともに,新規の石炭火力建設計画も増えている状況にある。しかしながら石炭火力発電にはCO2排出量が多いという弱点があり,これを克服するために高効率な石炭火力発電技術が求められている。石炭ガス化複合発電 (IGCC:Integrated coal Gasification Combined Cycle) がこの選択肢となり得るか,技術の現状を解説する。

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© 2015 一般社団法人 日本原子力学会
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