2026 年 68 巻 2 号 p. 77-81
JT-60SAは超伝導コイルを用いたトカマク型核融合装置であり,長い放電時間(100秒)において,中性粒子入射装置をはじめとした最大41 MWの強力な加熱装置を有するため,大量の熱を処理するためのプラズマ対向壁が必要となる。また,プラズマ制御に必要な常伝導コイルおよび電磁気検出器,真空排気装置であるクライオポンプなどを真空容器内に設置する。これほど多種多様な機器を高精度に真空容器内に設置する大型の超電導トカマク装置はJT-60SAが最初であり,容器内機器の種類と条件はITERと類似するため,JT-60SAでの実績はITERの容器内機器の開発,製作および設置に寄与するものである。