日本食品保蔵科学会誌
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ミャンマー産イネ地方品種の米の糊化特性とアミロース含量
妙田 貴生入江 憲治YE Tint Tun西澤 信永島 俊夫
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2013 年 39 巻 4 号 p. 213-219

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抄録

 世界ではコメは重要な主食であり,人々のエネルギーや栄養源として重要な役割を担っている。ミャンマーはイネの遺伝資源を豊富に有し,様々な生育環境に適応することで多様な品種が分化している。ミャンマーの人々は,様々な品種のコメを調理や加工品として消費しているが,山岳部に居住する人々は低アミロース米やモチ米を好む。日本では低アミロース米は,突然変異による改良品種として育成されたものしか存在していないが,ミャンマーでは,天然に存在する。本研究は,ミャンマーの山岳部で収集した24地方品種の米の糊化特性を明らかにすることを目的とした。一般に,米の糊化特性はデンプン中のアミロース含量に顕著に影響を受ける。ミャンマーの山岳地域におけるイネ品種のアミロース含量は,大きくモチ(0~2.5%),低アミロース(3.0~6.0%)および中アミロース(10.0~17.0%)の3つに大別された。モチ品種(0~2.5%)は全てのRVA(Rapid Visco Analyzer)パラメータにおいて低い値であり,低アミロース品種のそれはモチ品種と類似した。しかしながら,中アミロース品種ではそれらの値が増加した。以上のことから,ミャンマーイネ地方品種の糊化特性は,アミロース含量に依存することが示された。一方,本研究に供試した品種の内,2品種(NGA-CHEKおよびKHAO SIAM)は特異的な糊化特性を有しており,デンプン中のアミロペクチンの構造による結果であることが推察された。

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© 2013 一般社団法人日本食品保蔵科学会
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