日本食品保蔵科学会誌
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酵素・動水圧処理をした鶏肉がサルコペニアモデルマウスの骨格筋に及ぼす影響
小暮 更紗永野 ひかる松本 雄大谷岡 由梨山内 淳古庄 律
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2022 年 48 巻 3 号 p. 121-130

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抄録

 本研究では,動水圧によるタンパク質の低分子化を試みるとともに,タンパク質源としての摂取が骨格筋へどのような効果を与えるかを検証した。鶏ささみに動水圧(DHP),酵素(Ezm),併用条件(Ezm+DHP)の処理を加え,凍結乾燥によって粉末化した。粉末中のタンパク質を抽出し,SDS-PAGEやOPA蛍光誘導化法を行った。その結果,最も低分子化をしているのはEzm+DHPであることが示された。Ezm+DHP粉末をタンパク質源としてサルコペニアモデルマウス(SAMP8)に与え,持久運動を行った。その結果,Ezm+DHP食ではExtensor digitorum longus (EDL)の筋湿重量が有意に増加した。さらにmTORを介して,タンパク質合成因子であるp70S6Kの遺伝子発現量ならびにリン酸化率が有意に増加することが確認された。このことからEzm+DHPの摂取は,体内で骨格筋の合成を向上させることが明らかになった。

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© 2022 一般社団法人日本食品保蔵科学会
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