日本食品保蔵科学会誌
Online ISSN : 2186-1277
Print ISSN : 1344-1213
ISSN-L : 1344-1213
製造工程がヤマモモ葉茶のアスコルビン酸含量, ポリフェノール含量およびラジカル捕捉活性に与える影響
鶴永 陽子, 松崎 一, 松本 敏一, 冨川 康之, 板村 裕之
著者情報
ジャーナル フリー

2006 年 32 巻 5 号 p. 221-227

詳細
抄録
ヤマモモ葉を用いて製造試験を行い, 製造方法の違いによるアスコルビン酸含量, ポリフェノール含量およびラジカル捕捉活性の差異を検討した。その結果, 以下のことが明らかになった。
(1) T-AsAが高いヤマモモ葉茶を製造するためには, 蒸熱処理後に凍結乾燥する方法が最も適する。
(2) 可溶性ポリフェノールおよびラジカル捕捉活性を多く残存させるためには, 蒸熱処理を行わずに, 凍結乾燥または機械乾燥する方法が適する。
(3) ミリシトリン含量を保持するためには凍結乾燥または機械乾燥を行うか, もしくは1分間の蒸熱処理後に日陰乾燥を行う方法が適する。
(4) ヤマモモ葉茶の抗酸化成分はミリシトリン以外の可溶性ポリフェノールであることが示唆された。
(5) ヤマモモ葉茶のラジカル捕捉活性は, ほかの市販健康茶より高いことことが明らかとなった。
著者関連情報
© 日本食品保蔵科学会/学術著作権協会
前の記事 次の記事
feedback
Top