Journal of Applied Glycoscience
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アルギニン-グリシン残基欠失によって耐熱性およびキレート剤耐性を有する Bacillus 由来 α-アミラーゼのモデリングによる解析
小澤 忠弘五十嵐 一暁尾崎 克也小林 徹鈴木 淳巨白井 剛山根 隆伊藤 進
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2006 年 53 巻 3 号 p. 193-197

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抄録
好アルカリ性Bacillus sp. 株由来のα-アミラーゼ(AmyK) はArg181-Gly182を欠失させることにより,耐熱性のみならずキレート剤耐性も付与できた.欠失による耐熱性とキレート剤耐性メカニズムを明らかにするため,立体構造が判明したBacillus amyloliquefaciens 株既知のα-アミラーゼを雛型にして,AmyKのモデル構造を構築した.モデル構造より,ループ上のAla186とAsp188がカルシウムイオンと結合していることが判明した.分子動力学計算より,変異酵素においてAla186主鎖の酸素とカルシウムイオンとの親和性が増しており,これにより耐熱性とキレート剤耐性が向上するものと示唆された.
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© 2006 by The Japanese Society of Applied Glycoscience
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