石油や石油ガスの水封式地下岩盤備蓄では,岩盤貯槽中の貯蔵物を地下水の水圧で封じ込める水封機能を維持するため,貯槽周辺の間隙水圧の低下を抑制する必要がある。倉敷国家石油ガス備蓄基地では,貯槽上部に人工水封システム(水封トンネル及び水封ボーリング)を設置し,人工水封水を安定供給することで,間隙水圧の維持に寄与している。水封トンネル及び水封ボーリングの目詰まりによる水封水供給量の減少を抑制するため,基地建設時に地下水の水質モニタリング及び水封水の通水性能確認試験を実施し,供給量維持に必要な人工水封水の水質管理方法の策定を行った。得られた管理手法により,水封水供給量を維持することができた。