老年看護学
Online ISSN : 2432-0811
Print ISSN : 1346-9665
特集2「認知症看護認定看護師が行う看護実践」
人工股関節置換術後の認知症高齢者の早期自宅退院を可能にした支援
堤 純子
著者情報
ジャーナル フリー

2020 年 24 巻 2 号 p. 60-64

詳細
抄録

 血管性認知症の既往があり,回復期リハビリテーション病棟に転科してきた当初は認知症の行動・心理症状(BPSD)や高い転倒リスクがあったA氏を多職種で支援した.入院期間は1か月と予定されていたが,支援の結果,19日と短い期間で自宅退院ができた.この事例を振り返ると,退院に向けた支援として,入院時から支援目標を明確にして本人本位の介入を早期から行うことが必要であり,そこには,患者の背景や個人因子を把握して患者の強みを生かすこと,介護する家族の状況も加味して統合的に多職種で支援していくことが重要であった.

著者関連情報
© 2020 一般社団法人日本老年看護学会 掲載内容の無断転載を禁じます
前の記事 次の記事
feedback
Top