高等教育研究
Online ISSN : 2434-2343
特集 学士学位プログラム
欧州高等教育圏構想とUndergraduate課程の再構築
日本の学士課程改革への示唆
川嶋 太津夫
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2005 年 8 巻 p. 121-154

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抄録

 1999年の「ボローニャ宣言」を契機として,学生の移動を容易にし,国際的にも競争力のある「欧州高等教育圏」を2010年までに構築すべく,国際的な取組が行われている.欧州内の多様な高等教育制度を,相互に理解可能で比較可能なものにするために,期限までに署名各国の高等教育制度をundergraduate 課程とgraduate 課程に整理し,3年ないし4年の第一段階で授与される学位をバチェラーに,第二段階で授与される学位をマスター(及びドクター)として標準にしようとするものである.各国の学位の理解しやすさと比較可能性を保証するために,学習成果からバチェラー学位の再構築を目指す努力も精力的に取り組まれている.わが国でも,国際的に通用性のある学士学位とするために,アウトカムからの再構築が必要である.

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© 2005 日本高等教育学会
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